今年1月に死去した英ミュージシャン、デヴィッド・ボウイ（David Bowie）さんが所有していた美術作品が10日、英ロンドン（London）で競売にかけられ、700万ポンド（約9億3700万円）以上の値が付く作品もあるなど、予想を上回る盛況に終わった。

　大手サザビーズ（Sotheby's）が主催した今回の競売で落札額が最も高かったのは、ジャンミシェル・バスキア（Jean-Michel Basquiat）の「Air Power」で、709万ポンド（約9億4800万円）だった。予想落札額は250万～350万ポンド（約3億3400万～約4億6800万円）とみられていた。

　ダミアン・ハースト（Damien Hirst）の3作品も出品され、そのうちの一つのボウイさんとの共作「Beautiful, hallo, space-boy」は78万5000ポンド（約1億500万円）で落札された。

　今回競売にかけられた全47作品の大半は英国の現代アート作品で、落札総額は2430万ポンド（約32億5000万円）となった。

　この他にもボウイさんが収集していた300点の美術作品が、11日に競売にかけられる。