厳しい寒波に襲われた欧州各地で死者が出るなど影響が広がる中、ポーランドで8日、寒さのため新たに10人が死亡した。ポーランド政府安全保障センター(RCB)が9日、発表した。
ポーランドでは8日、一部の地域で気温が氷点下20度を下回り、寒さによる1日の死者がこの冬で最も多くなったほか、全土にスモッグ警報も出された。RCBによると、昨年11月1日以降の低体温症による死者は65人に達した。
ギリシャとイタリアもこの1週間は厳しい寒波に見舞われ、両国で数人の移民が低体温症で死亡した。欧州ではこの数日間で30人以上が死亡。その多くが移民やホームレスの人々で、凍死した状態で見つかっている。
トルコの最大都市イスタンブール(Istanbul)では9日、交通の混乱が3日目に入り、ボスポラス(Bosphorus)海峡では船舶の航行が停止され、空の便も数百便が欠航した。
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