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八二年秋、大蔵氏著『ブレジネフ時代の終り』が出版され、白井氏が噛みついた。本の中に、朝日がソ連から特別優遇されている事例や、白井氏のロシア語能力への言及など、許せない記述がある、として東京地裁に名誉毀損で訴えたのである。

私は裁判に証人として呼ばれた。「言論人同士、執筆内容が気に入らないなら、自分が使えるメディアがあるのだから、それを使って反論すればよい。第三者に裁いてもらうなど、恥ずかしいことだと思う」と大蔵氏側に立つ意見を述べた。

裁判は二年続き、大蔵氏の全面勝訴となった。殆どの新聞、NHKまでが判決を詳しく報じた。マスコミの姿勢にかかわる裁判だからだ。朝日は一行も書かなかった。判決を不服とする白井氏は控訴した。大蔵被告は裁判費用を自ら負担しなければならない。白井氏も費用は自弁と言いながら、朝日の顧問弁護士がついていた。裁判の長期化に音をあげたのが大蔵氏だった。個人対組織では太刀打ちできない。一審で勝ったのだからと和解を申し出て、ケリをつけた。

朝日側はついに負けなかったのである。大蔵氏はこの裁判で、四百八十万円もの出費を強いられたという。 朝日新聞は自らの立ち位置を原点に、日本メディアの座標を決めている。

読売を右、産経を極右としているが、欧州諸国のメディアの通例では産経は中道保守であり、朝日は社会民主主義政党より左だと思う。朝日の権威主義や、すぐに法的手段に訴えようとする体質には、東大法学部卒の財務官僚、あるいは共産党の体質との共通性を感じてしまう。
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